「救いのための毒を共有できたら」 声優・佐倉綾音が語るラジオ論、“足枷”のない生放送でしか届けられないもの

取材・構成を担当。

2025年4月より放送開始した『佐倉綾音 論理×ロンリー』(TBSラジオ)が、声優ファンのみならずラジオリスナーの間で注目を集めていることをご存知だろうか。生放送中のSNSトレンド入りはもちろん、多くの音声コンテンツがひしめくポッドキャストランキングでも上位に食い込むなど大健闘を見せている(※1)。  これまでも他局やネット上で多くのラジオ番組を担当してきた佐倉綾音だが、従来と異なるのが声優やアニメファンだけをターゲットにした作りではなく、彼女個人のパーソナリティを打ち出している点。しかもそれは“論理”という、一見するとハードルが高めに思えるコンセプトだ。だが、それも持ち前の論理的思考と高い言語化能力、そしてもちろん本職である喋りの技術を用いて、軽妙かつ真に迫るトークを繰り広げ、耳の肥えたTBSラジオリスナーの心をたちまち掴んでいった。様々な偶然に導かれ、憧れの人物がいるTBSラジオで毎週一人喋りの生放送に挑む経緯とラジオにかける思いを聞いた。

 

日詰明嘉 HIZUME Akiyoshi

2009年よりフリーランスのライターとして活動開始。アニメ、アニソン、声優、CGの記事を雑誌、書籍、Web、オフィシャルパンフレット、ブックレットなどに寄稿しています。このブログは仕事履歴を記録したものです。

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